【決算】国産アウトドア総合メーカー「スノーピーク」の決算発表!決算内容と業績推移について解説【株式投資】

コロナ禍を追い風に時価総額を大きく増やした銘柄「スノーピーク」。

そのスノーピークの2022年12月期第2四半期決算がありました。

今回はスノーピークの

・会社説明

・通期業績推移、第2四半期業績推移

・保有メリット、デメリット

などを解説していきます。

投資判断の参考にしていただけたら嬉しいです。

スノーピークとは?

本社が新潟県三条市にある、日本のアウトドア総合メーカーで「Snow Peak」ブランドを展開しています。

スノーピーク * Snow Peak
オートキャンプ製品を中心にハイエンドなアウトドア製品の開発・製造・販売を展開するアウトドアブランドです。

製品は「永久保証」であり

「修理を繰り返し何年も使ってもらいたい」という、自社製品に対しての自信と想いが詰まっています。

スノーピークは、できる限り修理して、長く使ってもらう方がうれしい。直しながら長く愛し続けていくことでしかつくれない、道具との関係を大切にしていただきたいからです。だから壊れたら買い換えるのではなく、修理を繰り返し、何年も使ってもらえるように、スノーピークの全製品は「永久保証」として、一切の保証書をつけていません。保証書などなくても、お客さまが直したいと思って送っていただいた道具は、責任を持って修理します。

https://www.snowpeak.co.jp/about/after/

製品の値段は高価ですが、サービスが手厚いのが特徴です!

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【日足】

【週足】

【月足】

2014年12月に上場したスノーピーク。

2015年7月に1,355円(当時の株価は21,680)をつけてから、2020年まで低迷していました。

2020年3月には256.5円の安値をつけてから、一気に上昇していきました。

2022年5月から今日まで、横ばいとなっています。

2022年8月14日時点の指標

終値2,744円
PER31.5倍
PBR7.5倍
配当利回り0.44%

高成長銘柄にありがちな、割高で配当利回りも低めとなっています。

通期の業績推移

【売上高】

【経常利益】

【親会社に帰属する当期純利益】

【純資産額】

【総資産額】

【売上高経常利益率】

【自己資本比率】

毎年売上高は右肩上がりで、純資産額、総資産額も積み増していっています。

自己資本比率も、2012年は29.5%と低かったのですが、2021年には69.4%にまで増加しています。

2Qの業績推移

【売上高】

【経常利益】

【親会社に帰属する当期純利益】

2021年、2022年と業績を大きく伸ばし

ていますね。

しかし、2022年2Q決算にて、2022年通期決算予想を下方修正しました。

売上高 327億円→318億円

営業利益 52億3200万円→38億5,000万円

純利益 33億円→24億8,000万円

下方修正理由は次のとおりです。

  • 第3四半期に入りファミリー層顧客が新規でキャンプを始める動きに鈍化
  • 新規キャンパー向け高単価商品の販売が減少
  • 想定為替レートを1ドル=115円から135円へ変更したことにより、仕入れ原価の上昇と一部資材高騰を織り込んだ

業績の下方修正を踏まえて、今回の2Q売上高進捗率は49.36%となりました。

スノーピーク保有のメリット・デメリット

メリットは次のとおりです。

高成長が見込まれる

新規顧客の会員獲得は順調とのことで、まだまだ成長が見込めます。

スノーピークファンにとって嬉しい割引優待券

1年以上の保有縛りがあるものの、100株保有するだけで15%割引の優待券が貰えます。

詳細は次のとおりです。

権利確定月12月
優待を貰うのに必要な株式数100株以上:1枚500株以上 : 2枚1,500株以上 : 3枚
優待を貰うのに必要な年数縛り継続保有(3月・6月・9月・12月の株主名簿に連続4回以上記載)
優待内容15%割引券
利用可能な場所・自社直営店舗・自社運営キャンプ場(除外施設有)・自社オンラインストア

デメリットは次のとおりです。

「業績成長が当たり前」の銘柄

グロース銘柄(高成長銘柄)にありがちな「業績成長は当たり前」の風潮。

これにより、下方修正が出された場合には株価に大きな影響を与えます。

2022年12月期 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

にて、スノーピークは下方修正を発表しました。

これにより、翌営業日にはストップ安まで売られました。

前年よりも今年、今年よりも来年の業績が良いことは大前提ですから、下方修正は失望売りへと繋がります。

裏を返せば、下方修正を出して株価が下落した場合には、市場はその下方修正を「織り込んだ」状態になります。

今後上方修正が出れば、株価は上昇する可能性が出てきます。

まとめ

今回はスノーピークについて解説しました。

国産のアウトドアメーカーで、しかも品質にこだわり、長く使って欲しいとの想いから「永久保証」サービスを付与しているスノーピークは、「大量生産」「大量消費」「大量廃棄」の課題を解決する優良企業だと個人的に思いました。

今後もスノーピークに注目していきたいと思います。

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