【2022年版】NISAと積立NISAどちらがいいのか?【投資目的別に解説】

株式投資

2023年から新NISA制度が始まりますね!

ふと、NISAと積立NISA、どちらを利用している人が多いんだろう?と。

そこでTwitterでアンケートを実施したところ、このような結果となりました。

ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました!

積立NISAの方を利用したい人の方が多い結果となりました。

このことを聞いて

「そもそもNISAと積立NISAってなんだっけ?」

「現行のNISAと新NISA、どこが変わるの?」

このような疑問に感じた人は、この記事をお読みいただければ悩みが解決できます!

【この記事を書いた人】

かぶしきたわし

投資歴:5年

2018年のチャイナショックと2020年のコロナショックを経験し、資産が最大で-50%になったこともありましたが、トータルで資産を3.52倍にして、今現在も投資を続けています。

目標は年間配当120万円もらうこと。

NISAとは?

まずはNISAについて解説します。

NISAとは

端的に解答すると、「合計5年間、年間120万円までは税金がかからずに投資できますよ」という制度です。

1月1日から12月31日(厳密には違いますが、ややこしいのでこの期間で理解していただいて大丈夫です)の1年間で120万円というNISA枠が与えられます。

例えば、トヨタの株式を2,000円で100株をNISA枠で買うとします。

2,000円×100株で20万円、NISA枠で購入しました。

すると、今年1年使えるNISA枠は120万円から100万円へ減少します。

この枠は、1度利用してしまうと復活しません。

例えば、先ほどNISA枠で購入したトヨタの株式を売ったとします。

これで20万円分の枠が元に戻って、年間120万円だと思う方もいらっしゃるのですが、こうにはなりません。

1度利用すると、その枠は来年になるまで復活しないのです。

この例ですと、今年の残りの枠は100万円ということですね。

ですので、NISA枠を利用する際には慎重に考えてから利用してくださいね。

また、税金に関しても0円で売買できます。

先の例で解説すると、トヨタ株を20万円で購入して、売却時に21万円だとします。

ここで普通は利益1万円に対して、約20%を税金がかかります。

しかし、NISAで購入した場合、この利益に税金は一切かからず、丸々1万円が利益として自分の手元に入ってくるのです。

NISA枠で買えるもの

NISA枠を利用して買えるもの

⭐︎国内

⭐︎海外上場株式

⭐︎株式投資信託

⭐︎国内・海外ETF、ETN(上場投資証券)

⭐︎国内・海外REIT

⭐︎新株予約権付社債(ワラント債)

利用の幅が広いですね!

積立NISAとは?

続いて、積立NISAについて解説します。

端的に解答すると、「合計20年間、年間40万円までは税金がかからずに投資できるよ」という制度です。

NISAと比較して年間額の上限が低いのがデメリットのように感じますが

1か月3.3万円を投資に回せるだけでもすごいことです!

NISAは月換算にすると10万円。

毎月10万円を積み立てるのは、なかなか厳しい人が多いと思います。

積立NISAで買えるもの

金融庁が指定する投資信託、ETFのみ

NISAと積立NISAの特徴まとめ

それぞれの特徴を表にすると以下の通りです。

NISA積立NISA
年間枠120万円40万円
利用年数5年20年
対象商品国内・海外の上場株式
投資信託
国内・海外ETF、ETN
国内・海外REIT
新株予約権付社債
金融庁が指定するETF、投資信託

NISAと積立NISA、どっちがいいの?

非課税枠を利用してガンガントレードしていきたい人、月に10万円を投資できる人はNISAでいいかと思います。

ゆっくりと時間をかけて、長い目で見て資産を増やしたい人は積立NISAが向いているでしょう。

なぜなら、積立NISAの銘柄は短期で売買するのに向いていないからです。

「ゆっくり時間をかけて、 長い目で見て資産を増やしたい人」と申しましたが

・S&P500

・全世界

これらは長い目で見るとかなり良いパフォーマンスなのです。

まずはS&P500のチャートを見てみましょう。

1995年から2010年は800ドルから1500ドルのレンジにハマっていますが、長い目で見ると株価は上がっていますね。

次に全世界株を見てみましょう。

全世界株で有名なのがアメリカ・ヴァンガード社の”VT”と呼ばれるものです。

こちらも20年単位で見ると右肩上がりです。

こういうものを積立NISAで積立ていけば、資産を増やしてくれそうですね。

NISAと積立NISAの注意点

①1人1制度まで

NISAと積立NISA、両方を併用することはできません。

どちらか1つを選択し、1年間はその制度を利用することになります。

例えば、その年の途中(ここでは2022年9月とします)で「NISAから積立NISAに変更したい(逆もしかり)」と考えた場合

2021年10月1日〜2022年9月30日までに変更すれば

2023年1月1日から制度変更で利用することができます。

②利用した枠は復活しない

一度枠を利用したら復活しないというのは先に説明しました。

(120万円の枠で20万円の株をNISAで買ったら残りの枠は100万円。売っても復活しない。これは積立NISAも同様)

さらに言うと、注意点①で解説しましたが、仮に1年間NISAを利用したけど、やっぱり積立NISAに変更したいと考えたとします。

復習ですが、NISAを利用できる年数は5年、積立NISAは20年です。

さて、NISAから積立NISAに変更したとしても、1年間NISAを利用したので、残りのNISA利用年数は4年となります。

積立NISAに変更したからといって、NISAの利用年数が復活するわけではありません。

利用しただけ減っていくということを理解しておいてくださいね。

③ロールオーバーについて

例えば、2017年にNISA枠を利用してトヨタ自動車の株式を合計120万円買い、2022年を迎えたとします。

NISAの非課税期間は5年とお伝えしましたが、その期限が切れてしまいましたね。

こうなった場合、次の選択肢を取る必要があります。

・通常通りの課税口座に移行

・2022年のNISA枠120万円を使って再度5年間の非課税期間をもらう

1つ目の選択をすると、今まで配当金が非課税だったところ、しっかり課税されることになります。

また、売却益にも課税されます。

2つ目の選択肢を取ると、2022年のNISA枠を全て使い切ることになりますが、2026年まで配当金は非課税になります。

また、売却をした際、利益にかかる税金は非課税です。

新たに欲しい株があってそこにNISA枠を利用するか、それとも保有株に対して非課税期間を延長したいか、考えなければなりません。

まとめ

NISAと積立NISAの違いを解説しました。

大切なことは

投資を続ける!

これに尽きると私は思います。

自分のお金を上手に働かせて、理想の生活を勝ち取りましょう!

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