【考察】アイフィスジャパンに投資していいか?【株式投資】

株式投資

アイフィスジャパンの事業とは?

投資情報事業、ドキュメントソリューション事業、ファンドディスクロージャー事業、ITソリューション事業の4セグメントに分類されています。

1、投資情報事業

投資情報事業では、機関投資家、証券会社、メディア(個人投資家)市場に対して、下記サービスを展開しています。

IFIS Research Manager

 主要証券会社が機関投資家向けに発行している証券調査レポートには、銘柄レポート、業界レポート、経済レポート、ストラテジーレポート、債券レポートなどがあります。

「IFIS Research Manager」では、証券調査レポートの発行証券会社名、アナリスト名、銘柄名、銘柄コード、レーティング、レポートタイトル、サブタイトルなどをデータベース化し、ウェブ上で一元管理できるようになっています。

ユーザーは、一覧リストより最新のレポートの状況を把握することや、全文検索 機能を利用して必要な過去のレポートを瞬時に検索・閲覧することができるようになっています。

また、証券調査 レポートだけでなく、上場企業のIR情報も掲載されているため、上場企業サイトにアクセスする、あるいは直接請求する手間をかけることなく閲覧することができます。 

IFIS Consensus Manager

会社実績数値、会社予想数値、アナリストの業績予想データやその平均値である『IFIS Consensus』の閲覧を可能にしたウェブサービスであり、機関投資家と証券会社に提供しています。

銘柄毎に、各アナリストの 予想数値、『IFIS Consensus』の推移、株価の動き等をヒストリカルにグラフで把握できます。

決算発表時期にはアナリスト予想と決算発表の乖離や、コンセンサス予想と決算発表の乖離を確認できるようになっています。

IFIS Consensus Data

アナリストが予想するレーティング、売上高、営業利益、経常利益、当期利益等の業績予想数値のデータ及びそのコンセンサスデータをデータ配信サービスとして提供しています。

証券会社、クォンツ運用等を行なう機関投資家、ヘッジファンド、大学・研究機関等が利用しています。

個人投資家向けASPサービス

 個別企業の業績予想・アナリスト達の最新の評価やその推移をまとめたレポートの他、決算や業績修正を素早く伝える業績トピックス、プロの切り口でのスクリーニング結果を日々表示する簡単スクリーニングなどの投資情報を、個人投資家を対象にしている証券会社に提供しているサービスです。

無料オープンサイト「IFIS株予報」 「IFIS株予報」は、当社がヤフーファイナンスのパートナーサイトとして運営するオープンサイトです。

決算スケジュール、ディレイ配信での決算・業績修正に関する業績トピックスの他、業績予想値、期中の業績の進捗度合い等をわかり易く掲載した個別企業情報等で構成されており、ヤフーファイナンスを通して閲覧することができます。

2、ドキュメントソリューション事業

証券・生命保険資料の印刷・配送 主要証券会社発行の証券調査レポートや生命保険会社が発行する変額年金販売資料など、金融機関が発行する各種レポートや商品パンフレットといった金融及び財務に特化したドキュメントの処理をレイアウト編集から印刷、製本、宛名印字・封入・封緘、配送までトータルに短時間で提供するサービスです。

E-mail・Fax同報配信 E-mail・Faxの大量の情報配信を可能にする配信ツールの提供サービスです。同報配信サービスにおいて世界最大手のオープンテキスト株式会社と提携しています。

IFIS IR Manager

上場企業のIR担当者向けに、機関投資家へのウェブによるIR情報の伝達媒体として利用するサービスです。

IFIS Research Manager

主要証券会社が機関投資家向けに毎日発行している「証券調査レポート」の発行証券会社名、アナリスト名、銘柄名、銘柄コード、レーティング、レポートタイトル、サブタイトルなどをデータベース化し、ウェブ上で一元管理できるサービスです。

IFIS Consensus Manager

会社実績数値、会社予想数値、アナリストの業績予想データやその平均値である『IFIS Consensus』の閲覧を可能にしたウェブサービスです。

上場企業は自社及び同業他社に対するアナリストの業績予想やその平均値の推移をヒストリカルに確認できるため、市場の評価を把握するツールとして活用しています。

IR資料印刷・配送 

決算発表スケジュールが早まる傾向の中、決算短信・決算説明会資料印刷の納期が短縮され、スピーディーな印刷が各上場企業に求められているため、上場企業の実務上の負担となっています。このような業務負担を軽減するよう夜間にも対応したオンデマンド印刷サービスを行っています。 

W2Pクラウド」

名刺・はがき・封筒、印鑑・スタンプ、DM・チラシ・ポスター等のオーダーメイド品を扱うすべてのEコマースビジネスのために設計されたASPサービスで、Web上でオンライン編集技術を必要とするビジネスに、Eコマー スサイト・自動組版エンジン・オンライン編集/プレビューを実現する仕組みを提供しています。

3、ファンドディスクロージャー事業

目論見書等の編集・印刷・配送 投信会社がファンド募集にあたって発行が義務付けられている目論見書や運用報告書、ポスター並びに各種販

  売用資料のデザイン制作やレイアウト編集から印刷・配送まで一括してトータルに提供するサービスです。

   目論見書は、投資対象や運用方針、販売手数料や信託報酬などのコストに関する事項、信託約款の内容などファンドに関する重要な情報が記載されている資料です。ファンドごとに運用会社が作成しており、投資信託を購入する人にとって最も重要な情報源であるといえます。販売会社は、投資家に対してファンドの購入時までにこの目論見書を交付することが義務づけられていることから、当社では顧客要請に基づいた厳密な納期・品質管理と専門的なノウハウをもとにサービスを行っています。

EDINET関連サービス 

投資信託に係るEDINETは、有価証券報告書等の開示書類の提出者である投信会社が法定開示書類に記載すべき情報について、インターネットを利用したオンラインで財務局に提出しています。

そして、これらの開示情報を財務局の閲覧室に設置するモニター画面によって公衆縦覧を可能にするとともに、インターネットを利用して広く一般に提供しているものです。

 投信会社がファンドの設定・運用にあたって届出が義務付けられている有価証券届出書や有価証券報告書等の開示書類に関するEDINET届出用のHTMLファイル作成サービスを提供しています。

 重要事項の記載漏れなどを回避する観点から、法令様式に則った整合性チェックを中心としたドキュメント管理を行っています。

4、ITソリューション事業

金融ソリューション 

オープンシステムと最新のソフトウエア開発技術(オブジェクト指向やSOA等)を最適に組み合わせ、顧客要望にあわせた金融向けITシステムを、構築または運用構築支援を提供しています。

ビジネスソリューション 

企業経営を支える基幹業務アプリケーション(販売管理、在庫管理、財務管理、生産管理等)の設計、 開発、導入、移行サービスに関わるソリューションを提供しています。

マイグレーションサービス 

マイグレーションとはシステムの機能を維持しながらプログラミング言語の置き換えを行う手法であり、VisualBasic6.0からVisualBasic NET、もしくはVisualBasicからJavaへのマイグレーションサービスを提供して います。

OS変更に伴い現在のプログラミング言語では問題が生じる場合や、社内システムの言語統一を考えている顧客に対して、現状のシステムを新たに開発するのに比べ、安価かつ短時間でシステム移行が行えるサービスを提供しています。

アイフィスジャパンの業績

売上高は2011年12月期から2021年12月期まで、緩やかな右肩上がりで推移しています。

引用 バフェット・コード

2021年12月期売上高は5,355百万円(2020年12月期-3.7%)となっています。

なお、2021年12月期のセグメント別売上高は以下のグラフの通りです。

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営業利益は2021年12月期は693百万円(2020年12月期-19.3%)となっています。

経常利益は2021年12月期は700百万円(2020年12月期-19.0%)となっています。

アイフィスジャパンの強み

有利子負債0、手堅い財務内容

2021年8月10日に発表された第二四半期決算のB/Sを読み解くと、流動・固定負債合計は760百万円あるそうです。

そして、現金預金は4,130百万円あり、負債の5.4倍以上の現金を持っています。

仮に全負債を現金預金で支払っても大丈夫な点は、安心して持てる銘柄と言って良いと思います。

時価総額が小さい

2021年8月16日現在の時価総額は64億円です。

2022年4月の市場編成により、上からプライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つに分類されます。

プライム市場に選ばれる条件の1つに「流通株式時価総額100億円」があります。

半分近く足りないのですが、時価総額が小さい銘柄は急騰するとすぐに株価が上がる性質があります。

100億円の条件に満たせるように機関投資家が働きかけてくることも考えられるという、低い時価総額銘柄の逆のメリットを挙げてみました。

自己資本比率が手堅い

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概ね80%を維持しており、倒産可能性は限りなく低いと考えることができます。

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