決算発表ラッシュが始まりましたね。
持ち株の決算発表を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
過去最高益発表や自社株買い発表など、嬉しい情報も多く飛び交っていますね。
今回は、今日、令和4年1月31日に決算発表をした「プロネクサス【7893】」をご紹介します。
同社は1947年5月設立、上場が1994年7月と歴史のある企業です。
同社のサービスは、決算短信や有価証券報告書を読む我々投資家にとって必要不可欠な事業を行っています。
そんな同社の事業内容や過去30年分の業績推移などを解説していきます。
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業務内容
上場企業や投資信託等の投資家向け情報開示の資料を作成する際の実務支援を行っています。
主にホームページに掲載される
・決算短信
・有価証券報告書
・株主総会関係では招集通知
・銀行や証券会社では投資信託販売資料
ファンダメンタル投資家がいつもお世話になっている資料たちは、プロネクサスのサポートも入っているということですね。
2022年3月期第3四半期決算
決算は以下の通りです。
2022年3Q | 2021年3Q | |
売上高 | 20,737百万円 | 19,702百万円 |
営業利益 | 2,952百万円 | 2,707百万円 |
税引前利益 | 3,055百万円 | 2,906百万円 |
四半期当期純利益 | 2,096百万円 | 2,020百万円 |
四半期当期純利益の通期計画は15億2000万円のところ、20億9600万円と既に計画を上回っています。
業績推移【数字】
売上高(単位:百万円) | 経常利益(単位:百万円) | 純資産額(単位:百万円) | |
1991年 | 5881 | 828 | 2227 |
1992年 | 6901 | 924 | 2601 |
1993年 | 6276 | 557 | 3551 |
1994年 | 8390 | 1142 | 3848 |
1995年 | 9847 | 1418 | 7455 |
1996年 | 10,500 | 1439 | 11249 |
1997年 | 11940 | 1831 | 12062 |
1998年 | 11761 | 1521 | 12716 |
1999年 | 12349 | 1707 | 13236 |
2000年 | 13623 | 2100 | 14606 |
2001年 | 17251 | 2871 | 16069 |
2002年 | 16493 | 1671 | 16391 |
2003年 | 15257 | 1551 | 16580 |
2004年 | 15388 | 1453 | 17257 |
2005年 | 18582 | 3213 | 18717 |
2006年 | 20816 | 4199 | 21155 |
2007年 | 21987 | 4530 | 22874 |
2008年 | 22479 | 3444 | 22247 |
2009年 | 21094 | 2712 | 20823 |
2010年 | 19685 | 2052 | 21666 |
2011年 | 19003 | 1347 | 21473 |
2012年 | 17785 | 1636 | 21943 |
2013年 | 18031 | 1821 | 21758 |
2014年 | 19882 | 2246 | 21819 |
2015年 | 21119 | 2036 | 20934 |
2016年 | 20971 | 2255 | 20852 |
2017年 | 21556 | 2548 | 21400 |
2018年 | 22454 | 2889 | 21470 |
2019年(国際会計基準適用) | 23157 | 2772 | 21885 |
2020年 | 24446 | 2717 | 22469 |
業績推移【グラフ】
過去30年分の業績推移をまとめました。
年数表記が小さくてすみません…
2019年から国際会計基準に変更していますが、日本基準で表記しています。
【売上高】

【経常利益】

【純資産額】

株主還元はどうなっている?
【配当金推移】

【株主優待】
QUOカード
500円相当 :100株以上
1,000円相当 :1,000株以上
※1年以上3年未満継続保有の場合
100株以上1,000株未満の株主には1,000円相当
1,000株以上は3,000円相当
3年以上継続保有の場合
100株以上1,000株未満は1,500円相当
1,000株以上は5,000円相当
5年以上継続保有の場合
100株以上1,000株未満は2,000円相当
1,000株以上は7,000円相当
10年以上継続保有の場合
100株以上1,000株未満は3,000円相当
1,000株以上は10,000円相当
保有年数によって、QUOカードの金額が増えていきます。
【自社株買い】
過去5年間に自社株買いを4回行っています。
2020年は自社株買いを実施しませんでした。コロナ禍で資金繰りを考慮し、自社株買いを控えていたのかもしれませんね。
(同社事業はコロナなど関係ないと個人的には思いますが…)
アフターコロナを見据えたビジネス強化
プロネクサスは長い歴史を持つ企業ですが、現状に甘んじることなく
同社の「は投資家向け情報開示の資料作成を実務支援」のノウハウを活かした新ビジネス展開や、既存ビジネス強化を行なっていくそうです。
・「バーチャル株主総会」支援の拡大

・当社システムと連結会計システムの連携拡大

・投信書類作成業務をシステム&BPOでトータル支援

・コンシューマー参加型クイズメディア「トイコタ」開設

まとめ
今回は投資家向け情報開示の資料作成を実務支援するプロネクサスをご紹介しました。
同社は株主還元に積極的で、最近、配当性向を50%にまで引き上げました。
しかし、配当性向を上げたからといって、決して現状維持することは考えていないようです。
事業投資もして事業を拡大する姿勢も見せています。
なかなか期待できる企業ではないでしょうか。
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