【景品表示法違反】トロピカーナ新商品の発売中止!キリンHDの株価に影響は?【株式投資】 

キリンHD(2503)の完全子会社であるキリンビバレッジ株式会社から発売予定だった「トロピカーナ ざくろ&プルーンテイスト」が発売中止となりました。

一体何があったの?

実は、「トロピカーナ 100% まるごと果実感 メロンテイスト900ml 紙パック」という商品なのですが、メロン果汁が多く含まれていると思いきや、実はメロン果汁が2%しかふくまれていないと発覚し、消費者庁が動いたわけです。

100%ってあるけど、実際は2%しかメロン果汁がなかったんだね…

残り98%は水だったりとか?

残り98%はリンゴ、バナナ、ブドウの果汁であったそうです。

もはやミックスジュースじゃん!

なんでメロン100%で売ろうとしたんだろうね?

私もこのニュースを目にした時には、メロン果汁2%で100%と謳うにはさすがに無理があるだろ!思いました。

商品化にGO!した人も、少し考えれば無理って思うはずなのにね

本当ですね。

これ、親会社のキリンHDにも影響出てくるんじゃない?

2022年6月17日現在、キリンHDの連結子会社は145社あり、キリンビバレッジはその1社となります。

今回は、キリンビバレッジが親会社であるキリンHDに与える影響を考えてみたいと思います。

キリンHDの売上構成

キリンは以下のセグメントで構成されています。

  • 国内ビール・スピッツ
  • 国内飲料
  • オセアニア酒類
  • 医薬
  • その他

2021年12月通期の売上比率は次のとおりです。

単位:百万円
売上収益18,216(100%)
国内ビール・スピッツ6,613(36.3%)
国内飲料2,444(13.4%)
オセアニア酒類2,163(11.9%)
医薬3,517(19.3%)
その他3,479(19.1%)

国内ビール・スピッツと国内飲料だけで売上収益の49.7%、およそ半分を占めます。

キリンHDの株価に影響は?

景品表示法違反であったとキリンビバレッジが公表したのは2022年9月8日でしたが株価への影響は特にみられませんでした。

また、記事執筆している2022年9月9日13時時点では、株価は2,243円(+0.81%)となっています。

今回、キリンビバレッジの景品表示法違反は株価に悪影響を与えていないかのように見受けられます。

時価総額が1兆8,243億円もあると、そう簡単に株価への影響は及ばないのかもしれませんね。

コメント

error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました