【四季報】1ページ5秒で情報収集する方法【誰でもできます】

株式投資

株式投資を始めたから四季報で情報収集したい!

でも、あんなに分厚い鈍器をすべて読むの無理じゃない???

たしかに隅から隅まで読んでいたら何日もかかってしまうけど、必要な情報を吸収してペラペラめくっていけばいいんだよ!

そんな魔法の方法なんてないでしょ!

ペラペラめくって頭に入ったら天才の域でしょ!

投資家によって四季報から得たい情報は違うけれど

情報を取捨選択することで、1ページ5秒程度で読めるようになるよ

1冊2000ページくらいだから、だいたい10000秒。約167分。約2.8時間程度で読み終えることができる!

ビッグマック並みの厚さがある四季報を、たった3時間くらいで…

そうだよ

じゃあ、早速どうやって読んでいくかを解説していくよ!

私は日本株投資歴4年、四季報秋号を買うのは2021年で4回目になります

自分流の読み方を確立し、投資に活かしています

四季報は投資家必須の読み物!

そもそもなんだけど、どうして四季報を読むんだろう?

日経新聞やKabutan、バフェット・コード、Ulletみたいに無料で有益な情報収集サービスは世の中にたくさん出回っています。

なのに、なぜアナログな紙媒体、しかも分厚くて読むのに躊躇しちゃうような見た目している物体に手を出すのでしょう?

しかも値段が2,000円を超えて高価なものだし…

四季報を読む理由は人それぞれですが

私が四季報を読む理由は大きく3つあります

①過去から将来数年分の業績が一目でわかるから

②業種ごと業績の強弱がわかる。また、同業種でも強弱が見られて、どうして強いか、弱いかの疑問発見もできるから

③将来の業績に対して強気か弱気かがわかるから。また、どうして強気なのか、弱気なのかという疑問発見ができるから

四季報を高速で読む方法

四季報を高速で読むためには

自分はどんな情報が欲しいのか?という疑問を明確にしておく必要があります。

例えば

・毎年売上が増えている銘柄

・毎年増配している銘柄

・ROEが15%を超えている銘柄

など、読む前に目的を明確にすることがコツです。

先にも述べましたが、隅々まで丁寧に読んでいたらかなりの時間がかかります。

しかも、初めて四季報を読むという方は挫折する確立が高くなります。

優良な情報が詰まっている四季報を是非とも1年に4回、発売されるたびに読んで投資に活かして欲しいです!

初心者はどの項目に注目したら良いか?

とは言ったものの、いきなり「目的を明確にしろ!」と言われても、初めて読む方は戸惑ってしまいますよね。

そこで、私の読み方を紹介します。

私の場合、付箋を付けながら読み進めています。

これら付箋には意味がちゃんとあり、色ごとにわけています。

私の場合、上場してから3年以下はカウントせずスルーしています。

赤付箋 経常利益が毎年増益(予想を含む)

    ※用語解説は後に記載

青付箋 赤付箋の中で、毎年増配(予想含む)

橙付箋 青付箋の中で以下の3種類を満たすもの

・ROEが10%以上

・ROAが5%以上

・有利子負債がゼロ

赤は赤付箋で見るところ、青は青付箋で見るところ、橙は橙付箋で見るところです。

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【用語解説】

※経常利益とは?

企業が通常の業務発生した収益、費用を足し引きした額のことです。

※増配とは?

株を保有していると、年に数回お金が貰えます。

レーザーテックの場合、6月末と12月末の2回配当金が貰えます。

上記写真を見ると2021年の場合、1年間で1株75円もらえます。

なお、ほとんどの日本企業は年に0〜2回、配当金を出しています。

※ROEとは?

自己資本利益率のことで、投資家から得た資本に対してどれくらいの利益を出しているかという指標です。

つまり、この数字が高ければ高いほど、資本を有効活用して利益を出しているということになります。

※ROAとは?

総資産利益率のことで、会社の全資産を使ってどれだけの利益をあげているかという指標です。

この数字が高ければ高いほど、会社の資産を有効活用して利益を出しているということになります。

※有利子負債とは?

将来的に利息をつけて返さなければならない借金のことです。

金額が多ければ多いほど利子も高くなります。

また、金利が上がれば利子も上がるため、金利の動向にも注意が必要です。

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「最初から橙付箋でいいじゃないか!」

と思われる人もいるでしょうが、ちゃんと理由があります。

経常利益とは、端的に答えると企業活動の利益です。

コロナ禍も含めて過去から未来予想まで増益だとすると、優秀じゃないですか?

緊急事態宣言で多くの企業が休業または短縮営業を余儀なくされた中で増益というのは、経営が上手だと見てよいと考えています。

そのため、経常利益が予想を含めて増益の企業はいくつあるか?を確認しています。

なお、赤付箋は356個でした。

四季報は紙媒体と電子書籍どちらがいい?

四季報は紙媒体と電子書籍の2種類があります。

普段から電子書籍を利用している人からすると、四季報も電子書籍で読みたいという人もいるでしょう。

それぞれの特徴の比較例として、以下があります。

【紙媒体】【電子書籍】
重たく、かさばる軽く、かさばらない
思い通りにページを開ける思い通りにページを開けない
移動中読めない(読みづらい)移動中に読める

私は紙媒体で読んでいます。

付箋を貼って目立たせることができるし、読みたいページをすぐに開けて利便性が高いからです。

四季報をもっと深く読むためにはどうすればいい?

この3つに集約されます。

・四季報の用語の意味を理解する

・四季報に慣れる(ボリュームに圧倒されない)

・色んな投資家の読み方を知る

結論を言ってしまえば「慣れ」の一言に尽きます。

そして、慣れるために四季報の用語の意味を理解することです。

私は最初、とりあえず四季報を読んでみようと飛びついてみたものの、意味が理解できずに挫折しました(笑)

そこで、書店に行って四季報の読み方についての書籍を色々と読み漁りました。

それから四季報を読んでも、まだ意味がわかりませんでしたが、四季報が発売されるたびに読んでいるうちに意味がだんだんと理解できるようになりました。

そして毎号四季報を読んでいるうちにだんだんと理解が進み、今では読みこなして情報を利用できるまでに至りました。

四季報の読み方オススメ書籍

具体的に、どのような本を読めばいいのか、私が四季報の読み方について勉強してきた本の中から2冊をピックアップしました!

まず1冊目は『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』です。

これは私が一番最初、四季報を読むために参考にした1冊です。

四季報の用語の意味を抑えられるだけでなく、今後の業績を考えるヒントを与えてくれます。

株価が上がる銘柄の傾向例として、以下の4つの特徴があるとのことです。

1、売上が20%以上増加していること。簡単に選別したい場合は4年で売上2倍になっているか?

2、本業に稼ぐ力があるかどうか
営業利益が10%以上か?

3、強烈なトップマネージメントの存在
オーナー企業であるか筆頭株主一覧を見る

4、次世代型のビジネスかどうか?
中小型企業に多く、上場5年以内の傾向がある

このように、四季報を深く読み解く方法を詳しく教えてくれるので、それを上手く取り入れてみてはいかがでしょうか?

5秒程度で1ページをパラパラ読める手法も生み出せるようになれますよ!

次は『貯金40万円が株式投資で4億円――元手を1000倍に増やしたボクの投資術』です。

著者のかぶ1000さんは中学3年生から株式投資を始めて、今日まで専業トレーダーとして活躍されている方です。

私自身、かぶ1000さんのファンで、この本も何度も読んだし、ツイキャスも何度も聴いて今の投資に活かしています!

四季報の読み方をはじめ、投資判断に必要な有価証券報告書の読み方

さらには、IRにはない情報を取りに行くためにはどんな行動をしたらいいか?など投資で勝つための手法が盛りだくさんです!

ページ数は249ページと少なめですが、かぶ1000さんの投資人生が詰まった「勝てる1冊」と言っても過言ではありません。

まとめ

四季報を1ページ5秒で読めるようになるためには

「四季報を読む目的を明確にする」

これが大事です。

その目的を明確にするために

「四季報の用語の意味を理解する」

そして、用語の意味を理解するために

「四季報の読み方を勉強する」

これに帰結します。

もしかしたら、最初は面倒で苦しいと感じる人もいるかもしれません。

しかし、用語の意味が理解できるようになぅたとき、投資判断のレベルは間違いなく上がっていますし

何より、株式投資が楽しくなっているはずです。

四季報を読むことはあくまでも株式投資で勝つための「手段」にすぎません。

しかし、その「手段」を自分の強みにすれば、もっと投資が上達し、楽しいものになります。

ぜひ、四季報の読み方をマスターしてみてください。

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