【優良銘柄】リスクモンスターに投資してもいいか?【過去22年の業績データあり】

個別株

売上高が右肩上がり、財務が盤石で、参入障壁が高い企業はないかなぁ…

リスクモンスターはいかが?

売上高は右肩上がり

現金預金流動負債比率も2倍以上

独自の与信管理サービスを運営しており、創立22年の歴史ある企業です!

なんとなくすごそうだけど、よくわからないな…

詳しく教えてよ!

今回は、2022年3月期時点の

  • 事業内容
  • 財務
  • 保有メリット

これらをご紹介していきます!

最後までお読みいただけたら嬉しいです!

リスクモンスターとは?

リスクモンスターがどのような企業なのかを解説します。

事業内容は以下のとおりです。

予算管理サービス「総合商社の与信管理ノウハウ」と「日本最大級の企業データベース」を組み合わせ、倒産確率に裏付された企業格付(RM格付)を提供
ビジネスポータルサイト主にビジネスをサポートするクラウドサービスを提供。
教育関連ビジネス関連のeラーニングを主業務とした人材開発・育成支援サービスを提供
BPOサービス主にデータエントリー(データ入力代行)サービスをはじめ、開封・印刷・封入・発送、インターネットを用いた調査など、あらゆるアウトソーシング業務を提供。

リスクモンスターの事業はストック型ビジネスです。

会員数が増えていけばいくほど収益が増えていきます。

チャートを確認!

【日足】

【週足】

【月足】


どの時間軸で見てもヨコヨコですね。

模索しているように見えます。

2022/08/12終値735円
PER11.93倍
PBR095倍
配当利回り2.01%

過去22年の業績推移

どうせ業績も横ばいで微妙なんでしょ?

もう記事読むのやめよう

待ってください!

業績、財務ともに好調なんです!

【売上高】

【経常利益】

【当期純利益】

※2012年より「親会社に帰属する当期純利益」

どれもおおむね、右肩上がりで推移しています

POINT :

「営業CF」は本業で稼げているか?を確認する項目

プラス方向に多いほうがいい項目です。

「投資CF」は事業に投資しているか?を確認する項目

マイナス方向に多いと積極的に投資していると捉えることができる

     

「財務CF」は資金調達、借金返済を確認する項目

プラスだと資金調達>借金返済を表し、マイナスだと資金調達<借金返済を示しています。

「FCF(フリー・キャッシュ・フロー)」 は現金や現金同等物の残高を表す

プラス方向に多いほうがいい

FCFは常に潤沢で

投資にも積極的ですね。

リスクモンスターの抱える問題

業績はいいのですが、株価が冴えません。

その大きな理由の1つとして

2021年11月19日に公表した

東京商工リサーチとの業務提携解消が挙げられます。

今までは、リスクモンスターのメイン事業「与信管理サービス」を支えていた同社ですが、業務提携解消となりました。

リスクモンスターの立場としては

「自社にノウハウが蓄積されており、自立できた」

ということです。

さらに、業務提携解消により、これからは商売敵となることになりました。

リスクモンスターの競合他社

【リスクモンスター競合他社】

・帝国データバンク 

  →設立:1900年

・東京商工リサーチ

→設立1892年

2社ともに歴史のある企業です

これらと戦わなければなりません

しかし、リスクモンスターは業務提携解消しても大丈夫という自信があるということですね。

今、市場は「リスモンは自立できないんじゃないか?」と見ているから株を投げ打っているのだと思います。

もしも2022年の通期決算で数字が良かったら、自立できていると市場が判断して株価が上がる可能性が高いと見て良いのではないでしょうか?

リスクモンスターの強み

リスクモンスターの強みの1つに「会員数推移」が挙げられると思います。

2022年3月期第2四半期 決算補足資料

毎年増加傾向です

注目点は、東京商工リサーチとの提携解消後、会員数はどうなるか?というところです。

リスクモンスターを保有するメリット

1、保有数によって変わる株主優待

株主優待は、保有するモチベーションにもなりますよね。

リスクモンスターの優待をもらうには6カ月以上継続保有が必要です。

半年1年以上3年未満3年以上5年未満5年以上
300株以上600株未満当社指定商品当社指定商品当社指定商品当社指定商品
600株以上1,000株未満当社指定商品1,500円相当2,000円相当2,000円相当
1,000株以上2,000株未満当社指定商品2,000円相当3,000円相当4,000円相当
2,000株以上当社指定商品3,000円相当4,000円相当5,000円相当

2、企業財務が盤石

リスクモンスターは財務が盤石で倒産する可能性が低いと考えられます。

それを測る指標として「現金預金流動負債比率」があります。

流動負債(1年間で返済しなければならない負債)

に対して、現金と預金はいくらあるのか?

それを比率にしたものです。

2倍以上あると安心できるとしています。

計算式[現金預金÷流動負債]

2007年から2022年までを見てみると

1番比率が低い年が2021年で、約3.1%(現金預金が流動負債の3倍)となっています。

1年以内に返却しなければいけない負債は今すぐにでも返せる状況にあるということがわかりますね。

3、増配、自社株買いなど株式還元に積極的

【配当性向と配当金額推移】

引用 : https://ssl4.eir-parts.net/doc/3768/ir_material_for_fiscal_ym3/118143/00.pdf

※2021年4月に1:2の株式分割を行っているため、100株あたりの配当金額が減っていますが、分割前に換算すると2011年から毎年増配しています。

配当性向とは、1株あたりの利益に対して、配当金をどれくらい出しているかを示しています。

過去5年間の自社株買いと消却一覧

2017年2月15日4.56%(取得後消却) 実際の取得比率 約4.15%
2017年11月15日2.17%(自己株式立会外買付取引)
2018年3月14日1.82% 実際の取得比率 約1.79%
2019年4月13日2.25% 実際の取得比率 約1.7%
2019年11月13日3.66%(自己株式立会外買付取引)
2020年3月11日2.58%(自社株消却)

時価総額が小さいため、株価が大きく動きやすい性質があります。

自社株買いを発表すると、大きく動く傾向があります。

まとめ

以上、リスクモンスターを考察してきました。

私個人的に、リスクモンスターの課題は

  • 東京商工リサーチとの提携解除で今後自立できるのか?
  • ストックビジネスであるため、会員数も増え続けるのか、それとも横ばい・減少していくのか?

この2つが大きな注目点だと考えています。

今後もリスクモンスターに注目していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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