【健康サポート企業】バリューHRに投資していいか?【株式投資】

株式投資

2021年7月30日、厚生労働省が2020年の日本人の平均寿命を発表しました。

それによると、男性が81.64歳、女性が87.74歳となり、過去最高を更新しました。

しかも、世界の平均寿命ランキングで女性は1位、男性は2位とのことで、喜ばしい発表でした。

しかし、健康寿命は男女ともに平均寿命を下回り、男性が72.14歳、女性は74.79歳との結果でした。

長く健康を保つためには、規則正しい生活を送る必要があり、それを実現するためには健康診断を受診したり、食事法や運動法の指導を受けたり、ストレスを溜め込まないようにするなど数多くのことを定期的に行って自分の身体と向き合う必要があります。

そんな大切な健康をサポートするシステムを提供している企業の1つが、今回紹介する「バリューHR(証券コード:6078)です。

バリューHRの事業内容

「バリューカフェテリア事業」と「HRマネジメント事業」の2つがあります。

バリューカフェテリア事業

 バリューカフェテリア事業は、「カフェテリア事業」と「ヘルスケアサポート事業」の2つで構成されています。

「カフェテリア事業」は、当社事業の中核を担うバリューカフェテリアシステムの提供と健康保険組合が行う保健事業や企業の福利厚生の分野に対して、健康の維持増進を目的とした施策や企業の福利厚生のメニューをカフェテリアプランとして提供する業務を行っています。

「ヘルスケアサポート事業」では、バリューカフェテリアシステムを構成する健康管理各種サービス「健診予約システム、健診結果管理システム等」の提供とこれらのシステムを使った健康管理に付随する事務代行サービス、並びに健診機関への業務支援サービス等を行っています。

契約団体の構成人数に応じたバリューカフェテリアシステム等のシステム利用料及び健康診断の費用精算や結果のデータ化等の事務代行料等を主な収入としています。

HRマネジメント事業

 HRマネジメント事業は、健康保険組合のより効率的な運営の支援を目的として、健康保険組合の新規設立支援コンサルティング及び運営支援として人材派遣、BPOサービス等の業務で構成されています。健康保険組合の新規設立から運営支援まで一貫したサポートを行っています。

健康保険組合の新規設立支援に係るコンサルティング料と健康保険組合への人材派遣料、BPOサービス料等を主な収入としています。

バリューHRの業績

2020年12月期の業績は以下の通りとなります。

売上高は4,493百万円(2019年12月期比4.9%)

営業利益は713百万円(2019年12月期比△4.7%)

経常利益は743百万円(2019年12月期比△7.8%)

営業CFは582百万円

営業活動の結果得られた資金は、582,005千円(前年同期比47.2%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益704,209千円、預り金の減少額301,462千円及び法人税等の支払額の増加額148,461千円によるものです。

投資CFは△1,366百万円

投資活動により使用した資金は、1,366,131千円(前連結会計年度は479,562千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出の増加額1,021,347千円、貸付による支出100,000千円と投資有価証券の取得 による支出の減少額319,434千円によるものです。

ストック型ビジネスで業績安定

システム利用料を収益の1つとしているため、会員数が増えるほど売上高は伸びていくことが考えられます。

「2021年第二四半期決算説明資料」において、会員数が伸びていることがわかっており、今後もユーザー数は増加すると見込んでいます。

上場以来毎年増配している

上場してから8期連続で増配を継続しています。

株主還元に積極的な姿勢を見せており、2021年5月14日には株主優待を拡張し、持株数に応じてポイントが貰えます。

このポイントは1ポイント1円として同社サービスに利用できます。

国策関与で業績がさらに盤石に

【要約】

米国企業 IQVIAの日本法人である IQVIA ソリューションズジャパン株式会社と、IQVIA ジャパンが開発したデータ分析ツール「コラボヘルス25」の使用許諾及び当社が提供する各種改善プログラムの協働利用について合意がされました。

提携の背景としましては、国は企業による社員の健康診断の情報を 2023 年度中にマイナンバーと紐づけ、健診データを集約・分析して効果的な保健指導に生かすよう企業などに働きかけ、データの分析や継続して見やすい環境を整え予防につなげる動きがあります。このような国策に先駆けて、当社とIQVIA ジャパンは今回の提携を実施することとなりました。

健康経営優良法人 ホワイト500に認定されている

厚生労働省が大企業や中小企業に対して

「地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する」制度です。

認定企業には自治体や金融機関からのインセンティブを受けることができ、企業努力を促進させる制度となっています。

※写真にあるインセンティブは一例

なお、バリューHRでは4年連続「ホワイト500」に認定されています。

2021年3月4日※ホワイト500認定

2020年3月2日(4年目)

2019年2月21日(3年目)※ホワイト500認定

2018年2月20日(2年目)※ホワイト500認定

2017年2月21日(初年度)※ホワイト500認定

プライム市場入り確定

バリューHRは2021年7月16日、東証からプライム市場の上場維持基準を満たしていることの通知を受けたと発表しました。

これにより、2022年4月から始まる新市場において、最上位のプライム市場入りが決まりました。

コメント

error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました