運動後に不快な「ベタベタとした汗やニオイ」
これらを取り除くためにボディーシートや制汗スプレーを利用される方もいらっしゃるのではないでしょうか?
特に、10代、20代の方はニオイに対して敏感でボディーシートや制汗スプレーを利用しているイメージです(筆者の偏見)
ボディーシートや制汗スプレーを開発・販売している企業の1つに「株式会社マンダム」があります。
「GATSBY」というブランドを知っている方も多いのではないでしょう?
私は「GATSBY」のヘアワックスや洗顔、ボディーシートなど、様々なアイテムを愛用させていただいています
そんなマンダムですが、株価が冴えません。
日足、週足、月足、それぞれのチャートをご覧ください。
【日足チャート】
【週足チャート】
【月足チャート】
日足、週足は完全に下降トレンドですね。
月足は2018年2月に4,085円の高値を取った後、2012年の株価水準まで下落しているのが確認できます。
「業績が伴わないから株価が下がっているんじゃないの?」
「人気がないからじゃない?」
このように思われたかもしれません。
今回は、マンダムの業績や、この企業を保有するのに向いている人について考えてみたいと思います。
業績推移
まずは私のブログではお馴染み、業績推移の確認からしてみます。
今回は、23年分の業績情報を得ることができましたので、その推移を見てみます。
売上高を見ると、2018年まではほぼ右肩上がりで推移していることが確認できます。
経常利益も微増ですが、右肩上がりで推移しています。
わかりづらいですが、こちらも2018年までは増益でした。
数字では、以下の通りです。
売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | |
1999年 | 35551 | 3263 |
2000年 | 40344 | 4177 |
2001年 | 40056 | 3968 |
2002年 | 42086 | 4534 |
2003年 | 45434 | 5976 |
2004年 | 45364 | 6304 |
2005年 | 47546 | 6281 |
2006年 | 47923 | 6120 |
2007年 | 51250 | 5109 |
2008年 | 56289 | 6704 |
2009年 | 55178 | 5175 |
2010年 | 54304 | 5715 |
2011年 | 57262 | 6006 |
2012年 | 59801 | 6308 |
2013年 | 60427 | 6241 |
2014年 | 68215 | 7330 |
2015年 | 70925 | 7595 |
2016年 | 75078 | 7415 |
2017年 | 77351 | 8183 |
2018年 | 81386 | 9264 |
2019年 | 78997 | 8161 |
2020年 | 81774 | 6706 |
2021年 | 63310 | -273 |
2021年の売上高633,310百万円を
「製品及びサービスごとの情報」
で見てみると以下の通りです。
男性分野 | 37,889百万円 |
女性分野 | 18,783百万円 |
その他 | 6,637百万円 |
【合計】 | 63,310百万円 |
また、売上高633,310百万円を
「地域ごとの情報」
で見てみると以下の通りです。
日本 | 38,380百万円 |
インドネシア | 10,106百万円 |
その他 | 14,823百万円 |
【合計】 | 63,310百万円 |
2020年、2021年は
・コロナによる外出制限
・運動施設の利用制限
これらにより化粧品の消費量が減ったことにより減収・減益でした。
また2021年は冷夏・涼夏によることも要因であると「2021年決算説明会資料」に明記されています。
https://www.mandom.co.jp/ir/pdf/presentation_202103.pdf株式会社マンダムの株式を保有するのに向いている人とは?
優待好きな人は、マンダムの株式を保有するのに向いていると思います。
「自社製品詰め合わせ」とありますね。
「どんな製品が入っているかわからないランダム性」にワクワクする人には同社株式を持つことをオススメできます。
まとめ
株式会社マンダムは、2018年まで業績が右肩上がりだったことが確認できましたね。
2019年〜2021年は、コロナを筆頭に悪材料多しで業績悪化しました。
2021年に関しては経常利益が赤字転落にまで至りました。
2022年以降、業績が戻り、株価が回復するのか?
今後も注目していきたいですね。
また、私が手堅い企業の1つとして挙げている「ライオン(4912)」もマンダムと同じ「トイレタリー・化粧品」という業種です。
ライオンもマンダム同様、株価が下落傾向です。
「下がっている時に買う」という鉄則に則るのであれば、買い場ではないでしょうか?
ライオンは優待や配当権利が12月だったので既に買い場としては逃してしまいましたが、マンダムの権利は3月です。
この点でもぜひ、マンダムに注目してみてくださいね。
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