企業の情報を入手・分析し、その企業の安定性を一般人にわかりやすく教えてくれる、リスクモンスター株式会社。
リスクモンスターの情報は、特に企業間取引において、自社の利益に直結する大切なものとなります。
そんなリスクモンスターの株価は
2021年2月12日に1687.5円(2021年4月分割後の株価)
の高値をつけてから伸び悩んでいます。
【月足チャート】

なぜリスクモンスターの株価が高値から下落しているのか?
過去に記事を書いたので、気になる方はご覧ください。
今後の株価はどうなるのか?
また、業績は伸び続けることができるのか?
今回はリスクモンスターの今後について
ライバル会社である「帝国データバンク」「東京商工リサーチ」の業績と比較しつつ、考えてみたいと思います。
3社の業務内容紹介
東京商工リサーチの業務内容

3社共通して「与信管理」を提供しています。
では、3社の業績や貯金(いわゆる内部留保)など、見てみましょう。
売上高(営業収益)、経常利益、当期純利益比較
【リスクモンスター】

【東京商工リサーチ】

【帝国データバンク】

売上高(営業収益)当期純利益率比較

純資産額(利益剰余金額)
【リスクモンスター】

【東京商工リサーチ】

【帝国データバンク】

【利益剰余金の前年比率】

売上高は2018年、東京商工リサーチの売上高を除いて、概ね右肩上がりです。
ここから読み取れるのは
- サービス利用者数が増えた(市場ニーズの増加)
- サービスの質が向上し、利用料金増額
などが考えられます。
リスクモンスター20周年で公表した表
会員数の増加とともに、売上高と営業利益を伸ばしている

リスクモンスターの今後を予想
与信管理需要は増えている
先ほど、3社業績推移とリスクモンスターの会員数推移を見ていただきました。
ここから、与信管理需要は増えていることがわかります。
藤本太一社長の発言
YouTubeにてリスクモンスター公式アカウント「Rismon IR」で社長が自ら自社業績を講評しています。
2022/06/09時点の最新動画

東京商工リサーチとの業務提携解消しても、会員数増加してるので増収増益を見込んでいるとの力強いお言葉を社長自身が述べています。
社長の発言は、過去の業績を振り返ると、信頼できると個人的に感じました。
藤本太一社長の自社持株比率増加
昨今はIPO数が多いですね。
リーマンショック以降、IPOの数は増加している

「IPOゴール(上場ゴール)」という言葉があるように、会社を上場させたら、創業者は株式を売ってしまうということも少なくありません。
このような昨今の状況で、リスクモンスターの社長は自社持株比率を上げています。
東京商工リサーチとの業務提携解消により、「リスモンはやっていけるのか?」という株主の不安を払拭させるような行動ですね。
3月18日の四季報では東京商工リサーチが筆頭株主でしたが
2022/06/09、リスクモンスターの公式サイトを確認すると
藤本太一社長が筆頭株主になっています。

まとめ
売上高や会員数増加、藤本太一社長の発言等を総合すると
リスクモンスターは今後も成長を続けていけると自信を持って言えます。
心配する点は
・与信管理サービスの質が他企業より劣ってしまう
・不祥事を起こしていまう
これくらいではないでしょうか。
与信管理サービスの質は、今後も高めていくと言ってますし
不祥事に関しては、まあ、これに関しては予想できないので信じるしかないですね(笑)
いずれにせよ、成長意欲の高いリスクモンスターの今後に期待していきたいですね。
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