【下落トレンド】なぜライオンの株価は下げ続ける?株価下落の理由を3つ解説【株式投資】

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ライオン【4912】の株価が下落トレンドに入っていますね。

【日足】

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2017年から2021年まで、2000〜2500円台のレンジで推移していたため、値上がりを狙ってここらへんの株価で保有している人も多いことでしょう。

そんな人たちは今、絶賛含み損ですよね。

どうしてここまで株価が下がるんだ…

原因がよくわからず、不安に思っていらっしゃる方もいるかと思います。

そこで今回は、なぜ株価が下落しているのか?

日本株投資歴5年目の私が原因をまとめてみました。

投資判断の1つとして考えていただけたらと思います。

【下落の原因①】材料費高騰による業績悪化、減配懸念

まずは材料費が高騰しているため、業績悪化の懸念があることです。

ライオンは、石油化学製品や植物油脂等を原材料として使用しています。

現在、ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあって原油価格が高騰しています。

マーケット|SBI証券
マーケットでは日本をはじめとする世界の株...

また、そのほかの資源価格も高騰しています。

菜種油価格の推移 - 世界経済のネタ帳
菜種油価格の推移をグラフ及び時系列表にて掲載しています。

以上のことから、歯ブラシやボディーソープなどの製造に必要な原材料が高騰しており、これが製造原価の上昇につながり、利益の減少へとつながります。

利益が減れば、減配の可能性も出てきます。

ライオンは「配当性向30%をメドに配当金を出す」と決算説明会資料に記載しています。

【配当性向の算出方法】

(1株あたり配当額÷1株あたり純利益)×100=配当性向(%)

【例】

1株あたり配当額 10円

1株あたり純利益 120円

(10÷120)×100≒8.33%

つまり、1株あたり純利益が減れば、30%の配当性向を維持するために配当金額を減配せざるを得ないことになりかねません。

1株あたり純利益は

企業の最終的な利益である当期純利益の金額を発行済株式数で除します。

企業の当期純利益が減ると、配当金額に影響を及ぼすということです。

これらのことから、原材料高騰は利益圧迫、減配につながる恐れがあるために株が売られる要因の1つになっていると考えられます。

【下落の原因②】証券会社による投資判断引き下げ

大手証券や大手銀行が企業の投資判断を公表することがあります。

直近1ヶ月では

・3月24日に三菱UFJモルガン・スタンレー証券が

 投資判断を「ニュートラル」から「ニュートラル」へ(変更なし)

 目標株価を2,050円から1,600円に引き下げ

・4月18日に野村証券が

 投資判断を「Buy」から「Buy」へ(変更なし)

 目標株価を1,860円から1,700円に引き下げ

そして、この1ヶ月でライオンの株価は200円程度下げました。

2021年11月くらいから下落していたとはいえ、これらのような投資判断は株価に影響を与えます。

なぜなら、資金を豊富に持ち、有名な大手証券や大手銀行という影響力をもつ存在の発言ですから

「○○証券はこの企業の株価はこれくらいが目安なのか」

と市場が判断し、株価が動くことが多いのです。

(今回のライオンの場合には、目標株価よりずいぶん下まで株価がおちていますが…)

【下落の原因③】コロナ需要の反動

2020年のコロナがはじめて世界を震撼させたときには、マスクやハンドソープ、手指消毒液がドラッグストアから姿を消しました。

この頃は世の中が

俺にマスクをよこせ!!!

といった具合に、感染対策グッズを買おうと必死になっていましたね。

他人からマスクを奪った強盗事件があったのを、今でも覚えています。

それくらい、未知な存在であるコロナに世の中が怯えていました。

この頃はマスクやハンドソープなどを売っていた企業は利益を出し、これらを売っている企業の株も買われていましたね。

ライオンもその企業の1つで、2020年7月30日に2,823円の株価をつけ、上場来高値を取りました。

コロナも落ち着き、2020年は需要過多で供給が追いつかなかった時と比較して

現在では供給の方が多いのではないか?というくらい、感染症対策商品は充足しています。

血眼になって、マスクやハンドソープなどを購入する人は見られなくなりました。

さて、これらの背景から、今現在の株価下落はコロナ需要の反動を大きく受けていると言えるのではないでしょうか。

2020年は、異常だったのです。

これからは、特需なしで頑張っていかなければならないライオン。

今後の動向に注目です。

まとめ

今回は、株価下落の要因を3つ解説しました。

私個人的な意見としては、原材料費高騰は続き、ライオンの商品は値上げを迫られると思います。

また、世界的はインフレへ向かっています。

日本では日銀が2%の物価上昇を目標に様々な政策を打ち出しています。

世界のインフレの流れと日銀の物価上昇圧力。

これらがライオンの商品値上げを後押しすることで、原材料費高騰を緩和できる頃には、ライオンの株価も下落が止まると予想しています。

いつ、業績悪化を株価が織り込んで上昇へと転じるかは、まだわかりません。

しかし、長い歴史と安定した財務基盤、それから絶対に使う日用品というカテゴリーを扱う「ライオン株式会社」は、長い目でみれば株価も上がっていくと信じています。

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